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二种类的范畴变化.pdf

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  • 卖家[上传人]:艾力
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    • 言語学論叢 第 26 号(2007) 1 二種類の範疇変化とその構造的定義: 否定の接頭辞と右側主要部の規則 田川 拓海 1 はじめに 本稿では、 分散形態論 (Distributed Morphology: 以下 DM (Halle and Marantz (1993) 他)) に基付いた語形成の理論を用いて、 右側主要部の規則 (Righthand Head Rule: 以下RHR (Williams (1981))) に対する例外であると言われてきた、 否定の接頭辞が語の範疇を変化させる現象について考察する 少なくとも英語や日本語の語形成においては、 基体の範疇1を変化させるも のは、接尾辞には豊富に存在するのに対して、接頭辞で範疇変化を引き起こ すものは非常に少なく、例外的であると言われている (Williams (1981)、影山 (1993) など) その例外として日本語の例でよく挙げられるのが否定の接頭辞 である2 (1) 勉強 (N, *A)→不勉強な (A)、経済 (N, *A)→不経済な (A) 本稿では、DM における語形成の理論を導入することによって、(1) のよ うな範疇変化が、接尾辞による範疇変化とは異なったプロセスを経てなされ ていることを示し、語形成における「範疇変化」という概念のより厳密な定 式化を提案する。

      本稿の具体的な主張は以下の通りである 1 本稿の分析においては、 「品詞 (part of speech)」と同じように捉えても大きな支障は無いが、 「範疇 (category)」は純粋に (形態)統語論的な特徴である 2 以下、 範疇を頭文字で表すこととする それぞれ、 次のように対応する V: 動詞、N: 名 詞、A: 形容(動)詞 言語学論叢 第 26 号(2007) 2(2) 本稿の主張 a. 範疇変化には、 1) 特定の範疇をとって、特定の範疇へ変換するもの 2) 範疇が決定される前の要素に影響を与えることによって、 最終的 な範疇の選択を変化させるもの の二種類があり、それぞれ構造的に定義することができる b. 接尾辞における範疇変化は、上記 a の 1) に類するものであり、 否定の接頭辞による範疇変化は a の 2) に相当するものである c. 従って、否定の接頭辞による範疇変化は、右側主要部の規則の厳 密な意味での例外ではない 2 範疇変化と右側主要部の規則 本節では、 否定の接頭辞に関する問題の前提となる概念について整理する 語形成の理論では、範疇を決定している部分が、語 (word) における主要 部 (head) であると考える。

      例えば、(3) の例では、全体では名詞 (N) にな っているので、 「本 (N)」が「古本 (N)」の主要部である (3) a. 古 (A)+本 (N) → 古本 (N) b. N A N 古 本 語形成における主要部をこのように捉えると、少なくとも英語や日本語に おいて次のような一般化が成り立つことが知られている (Williams (1981)、 影 山 (1993)) (4) Righthand Head Rule: RHR (右側主要部の規則) In morphology, we define the head of a morphologically complex word to be the righthand member of the word. (Williams (1981)) 言語学論叢 第 26 号(2007) 3 この規則は、 (5) のような例に見られるように、接頭辞が基体の範疇を変 化させないのに対して、接尾辞には基体の範疇を変化させるものが豊富に存 在するという経験的事実に支えられている (5) a. 英語 V-ion→N, A-ness→N, X-ize→V, X-ish→A, … b. 日本語 A-さ→N, V-方→N, A-がる→V , N-らしい→A, … 一方で、例外的に基体の範疇を変化させる接頭辞が存在する、と言われる ことがある。

      日本語で良く例として挙げられるのが本稿で取り扱う否定の接 頭辞なのである (野村 (1973)、影山 (1993)、宮岡 (2002) など) 3 否定の接頭辞「不」が引き起こす「変化」の特徴 本節では、 「不」を例にとり、否定の接頭辞が具体的にどのような範疇変化 を引き起こすのか整理し、その特徴を記述する3 様々な語彙に対して「不」は付加することができるが、その付加前の範疇 と、付加後の範疇の対応のパターンは次のようにまとめることができる4 3 否定の接頭辞には他にも 「無」 、 「未」 、 「非」が存在するが、 本稿では取り扱わない 「不」 を選択したのは、 「無」が存在の有無、 「未」が動作のアスペクトに関する意味を持つのに 対して、 「不」がより純粋な「否定」の意味を持つと考えているからである他の接頭辞 も含めた包括的な記述に関しては野村 (1973) を参照されたい 「不」のみを扱うことは、 本稿の目的及び分析に関して支障は無い本稿で提案する理論が否定の接頭辞一般にどの ように適用されるのか、という点に関しては今後の課題としたい 4 筆者は、 いわゆる形容動詞は統語的には形容詞と同じであると考えているが (Nishiyama (1999), Baker (2003) など)、 ここでは形態的な違いを示すために便宜的に形容動詞と表した。

      さらに、 「動名詞 (Verbal Noun)」という範疇も理論的には必要無いと考えているが、ここ では「 「する」を付加して動詞にもなる名詞」というぐらいの意味合いで便宜上使用して いる 言語学論叢 第 26 号(2007) 4(6) a. 形容(動)詞 (A)→形容(動)詞 (A)5 親切な→不親切な、健康な→不健康な、公平な→不公平な… b. 名詞 (N)→形容(動)詞 (A) 道徳→不道徳な、衛生→不衛生な、活性→不活性な、 定期→不定期な、… c. 動名詞 (VN)→形容(動)詞 (A) 勉強 (する)→不勉強な、安定 (する)→不安定な、 案内 (する)→不案内な… d. 動名詞 (VN)→名詞 (N) 登校 (する)→不登校 (*な/*する)、 使用 (する)→不使用 (*な/*する)、… e. 和語動詞連用形に付加している例 釣り合い (N)→不釣合いな (A)、そろい (N)→不ぞろいな (N)、 出来 (N)→不出来な (A)、払い (N)→不払い (N)、… ここで重要なのは、 「不」が様々な範疇変化を引き起こすこと、さらに同 一の範疇に付加しても派生される要素の範疇が一定ではない、という点であ る。

      これは明らかに「~さ (A→N)」 、 「~方 (V→N)」 、 「~がる (A→V)」な どが担う 「範疇変化」 と同じであるとは言えない6 接尾辞が担ういわゆる 「範 疇変化」とは、関数的関係である、すなわち出力される範疇が必ず一種類で あることが大きな特徴の一つだからである (cf. Baker (2003)) これはさらに、一つの語彙項目に関しても、 「不」が付加した後でも二つ以 上の品詞として使用されうるという点から支持される (7) a. 不勉強な裁判員というのは困るA) b. 英語の不勉強が問題だN) 5 ここでは範疇が形容動詞であるということを明示するために連体形で表示する 6 同じような観点から、範疇変化と接辞の性質の関係について考察したものとして杉岡 (2005) も参照されたい 言語学論叢 第 26 号(2007) 5 上の例において、(7a) では「不勉強」が形容動詞として使用されているの に対して、(7b) では内項をとり名詞として使用されているこれは、よく言 われるように形容動詞の語幹が名詞的に使用されるのとは異なっていると考 えられる単純な形容動詞の例を次に挙げる。

      (8) a. 先輩に忠実な太郎 b. 忠実が太郎の信条だ c. ??太郎の先輩への忠実にはいつも驚かされる d. 太郎の先輩への忠実さにはいつも驚かされる (8a) に見るように、形容動詞「忠実 (だ)」は対象項をニ句としてとり、名 詞として使用することもできるように見える ((8b))しかし、(8c, d) の対比 に見られるように、形容動詞が項を持った名詞句として機能するにはやはり 「さ」などで名詞化する必要があると考えられる 以上で示したように、 「不」が引き起こす範疇変化は、接尾辞による範疇変 化とは明らかに異なった特徴を持っている次にまとめる (9) 接辞付加による範疇変化の二つのタイプ a. 接尾辞による範疇変化:出力される範疇が一つに決まっている、 関数的対応7b. 「不」 による範疇変化 : 出力される範疇には複数の可能性があり、 付加する基体によって異なる 4 DM による語形成への統語論的アプローチ 本節では、 (9) でまとめた範疇変化の二つのタイプを分析するための、 DM の枠組みにおいて提案された語形成への統語論的アプローチを紹介し、重要 となる概念について整理しておく。

      7 入力側の範疇の候補は複数である場合もある (cf. Baker (2003)) 言語学論叢 第 26 号(2007) 64.1 DM の基本的な仮説 まず、DMの文法モデルにおいては、次の二つの仮説が仮定される8 (10) Single Engine Hypothesis (There is no “generative” lexicon) それがいかなる要素であっても、何かを”組み合わせる”操作は、全 てsyntaxで行われる9, 10統語部門と独立した、語形成が行われる部 門は存在しない (Marantz (1997, 2001), Arad (2003), Embick and Noyer (to appear)) (11) Root Hypothesis いわゆる語彙範疇の統語範疇 (V, N, A…) は、要素自体にもともと 指定されているのではなく、範疇未指定の要素、“√ (root) ” に対し て、 統語部門 (syntax) における指定がなされることによって決定さ れる11 (Marantz (1997, 2001), Harley and Noyer (1999), Arad (2003), Harley (2003))。

      (10) の仮説は、すなわち語形成も統語論の原理に従って行われているとい うことであり、(11) の仮説は、語彙主義 (lexicalism) では統語的原始 (syntactic atom) として取り扱われる、動詞、形容詞などの語彙項目が統語部 門において形成されるものであることを提案している 8 他にもLate Insertionなど重要な仮説が存在するが、ここでは本稿の議論に関係するものだけを紹介する 9 「語形成もsyntaxで行われる」という仮定自体はDM特有のものではないことに注意されたい語形成がどの部門で行われるかということはこの理論とは独立にずっと問われてき た問題である 語形成とsyntaxの関係についての種々の立場や理論についてはBorer (1998), Ackema (1999) なども参照されたい 10 DMは語形成特有の部門を全く仮定しない、という点においてRoeper and Siegel (1978), Hale and Keyser (1993, 2002) などの統語論的アプローチより強い立場であると言える 11 この考え方にはさらに、機能範疇が直接√Pを選択するという立場 。

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