
硫酸アルミニウム 液体.pdf
4页TKK 01 液体アルミニウム(2013.08.22) 1/4 整理番号 01 作成日 1993年02月10日 改訂日 2013年08月22日 安全データシート 1.製品及び会社情報 1.製品及び会社情報 製品名 液体硫酸アルミニウム 会社名 大明化学工業株式会社 住所 長野県上伊那郡南箕輪村3685-2 担当部門 品質保証部 電話番号 0265-72-4151 FAX番号 0265-74-5100 緊急連絡先 営業本部(電話番号 03-3563-2491) 2.危険有害性の要約 2.危険有害性の要約 GHS分類 健康に対する有害性 眼に対する重篤な損傷性/刺激性:区分2A 1) GHSラベル要素 絵表示 : 注意喚起語 :警告 危険有害性情報 :強い眼刺激 注意書き :眼に入った場合、清浄な水で数分間注意深く洗うこと次にコンタクト レンズを着用していて容易に外せる場合は外し、 刺激が無くなるまで洗浄 を続けること。
刺激が続く場合は、医師の診断/手当を受けること 取扱い後は、手洗い、洗顔等を充分に行うこと 3.組成及び成分情報 3.組成及び成分情報 化学物質・混合物の区別:化学物質の水溶液 化学名又は一般名 :硫酸アルミニウム 別名 :硫酸バンド 化学式 :Al2(SO4)3 濃度又は濃度範囲 :Al2(SO4)3 として 23.5~27.5% CAS No. :10043-01-3(無水物) 17927-65-0(水和物) 官報公示整理番号 :1-25(化審法) 4.応急措置 4.応急措置 吸入した場合 :新鮮な空気の場所に移動し、必要に応じて医師の診断を受ける 皮膚に付着した場合 :水及び石鹸を用いて付着部を洗い流す 眼に入った場合 :清浄な水で15分以上洗眼し、必要に応じて眼科医の診断を受ける TKK 01 液体アルミニウム(2013.08.22) 2/4 飲み込んだ場合 :水で口の中を洗浄し、コップ1~2杯の水または牛乳を飲ませる 直ちに医師の診断を受ける 5.火災時の措置 5.火災時の措置 消火剤 :不燃性のため周辺火災に適合した消火剤を使用する。
使ってはならない消火剤:特になし 特有の危険有害性 :高温で分解する際、硫黄酸化物を発生する 消火を行う者の保護 :火災の種類に合った保護具を着用する 6.漏出時の措置 6.漏出時の措置 人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置 :漏出時の処理を行なう際には、保護具(8項)を着用する 環境に対する注意事項 :盛土等で囲って河川、水田等への流出を極力防止する 万一大量に流出し一般市民、水棲生物への影響が懸念される場合には、 直ちに関係官庁、供給者に連絡する 封じ込め及び浄化の方法及び機材 :流出物はできる限り空容器に回収し、回収不能分については消石灰、炭酸 カルシウム、ソーダ灰等を用いて中和し廃棄する 7.取扱い及び保管上の注意 7.取扱い及び保管上の注意 取扱い 技術的対策 :接触、吸入防止のために保護具(8項)を着用する 安全取扱注意事項 :次亜塩素酸塩類(次亜塩素酸ソーダ、漂白剤、サラシ粉、カルキ等)と 混合、接触すると有毒な塩素ガスが発生するため、これらの物質との接触 を回避する 衛生対策 :取扱い後は、手洗い、洗顔等を充分に行う 保管 安全な保管条件 :pHが約2. 3であり、 鉄及びステンレス材質に対して腐食性があるため、 必要な強度を持った耐酸性の容器に保管する。
直射日光の当たる場所や高温の場所での保管は避ける 冬季の気温が低い場所では、結晶が析出することがあるので保温が必要 安全な容器包装材料 :塩化ビニール、ポリエチレン、FRP、ゴムライニング等、必要な強度の ある耐酸性の容器 8.ばく露防止及び保護措置 8.ばく露防止及び保護措置 許容濃度 :日本産業衛生学会勧告値(2011年版)2) 記載なし :ACGIH勧告値(2010年版) 3) 該当なし 設備対策 :近くに安全シャワー、手洗い、洗眼設備等、必要に応じて設置する 保護具 呼吸用保護具 :必要に応じて着用する 手の保護具 :耐酸性用手袋を着用する 眼の保護具 :保護メガネを着用する 皮膚及び身体の保護具:不浸透性材質の保護具を必要に応じて着用する TKK 01 液体アルミニウム(2013.08.22) 3/4 9.物理的及び化学的性質 9.物理的及び化学的性質 外観 :無色~黄味がかったうすい褐色透明の液体 臭い :なし pH :約2.3 凝固点 :約-12℃ 沸点、初留点及び沸騰範囲 :101~110℃ 引火点 :該当しない 燃焼又は爆発範囲の上限・下限:該当しない 蒸気圧 :データなし 比重 :約1.3(20℃) 溶解度 :水に任意の割合で混合。
n-オクタノール/水分配係数 :該当しない 自然発火温度 :該当しない 10.安定性及び反応性 10.安定性及び反応性 反応性 :アルカリ添加によりpHを上げると白濁し、沈殿物を生成する 化学的安定性 :通常の取扱い条件では安定している 危険有害反応可能性 :次亜塩素酸塩類(次亜塩素酸ソーダ、漂白剤、サラシ粉、カルキ等)と 混合、接触すると、有毒な塩素ガス(Cl2)を発生する 避けるべき条件 :弱酸性液のため保管時は、鉄等の酸性腐食容器は使用しない 混触危険物質 :次亜塩素酸塩類(次亜塩素酸ソーダ、漂白剤、サラシ粉、カルキ等) 危険有害な分解生成物 :高温で分解し、有毒な硫黄酸化物が発生する 11.有害性情報 11.有害性情報 急性毒性 :マウス LD50(経口)=6,207mg/kg (48hr) 4) :マウス LD50(腹腔)=1,735mg/kg (48hr) 4) 註)LD50(50% Lethal Dose)試験動物の50%が致死する体重1kg当たりの投与量 皮膚腐食性及び皮膚刺激性 :軽度の刺激性がある。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 :強い刺激性がある 呼吸器感作性又は皮膚感作性 :データなし 生殖細胞変異原性 :エームス試験で陰性 5) 発がん性 :データなし 生殖毒性 :データなし 特定標的臓器毒性、単回ばく露 :データなし 特定標的臓器毒性、反復ばく露 :データなし 吸引性呼吸器有害性 :データなし 12.環境影響情報 12.環境影響情報 生態毒性 魚毒性 :ヒメダカ LC50=710mg/l(24hr)、480mg/l(48hr) 6) 註)LC50(50% Lethal Concentration)試験動物の50%が致死する濃度 残留性・分解性 :加水分解により水酸化アルミニウムと硫酸になる 生体蓄積性 :データなし 土壌中の移動性 :データなし オゾン層への有害性 :データなし TKK 01 液体アルミニウム(2013.08.22) 4/4 13.廃棄上の注意 13.廃棄上の注意 残余廃棄物 :消石灰、炭酸カルシウム、ソーダ灰等を加えて中和した後廃棄する。
廃棄の際は 「廃棄物処理法」 「水質汚濁防止法」 等の関係法令を順守する 汚染容器及び包装 :水洗した後、適切に廃棄する 14.輸送上の注意 14.輸送上の注意 国際規制 :該当しない 国内規制 陸上輸送 :該当しない 海上輸送 :原則として、海域において船舶から排出してはならない 航空輸送 :該当しない 輸送又は輸送手段に関する特別の安全対策 :取扱い及び保管上の注意による他、 毒物及び劇物の運搬容器に関する基準と同等の強度を持つ耐酸性の容器に収納して運搬する 15.適用法令 15.適用法令 労働安全衛生法 :名称等を通知すべき危険物及び有害物(第57条の2、施行令第18条 の2、別表第9「No.37 アルミニウム水溶性塩」) 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律 :有害液体物質(Y類物質) (第3条、施行令別表第1「No.434 硫酸アルミニウム溶液」) 水質汚濁防止法 :指定物質(施行令第3条の3「No.44 アルミニウム及びその化合物」) 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)、消防法、毒物劇物取締法、高圧ガス保安法 :該当なし 16.その他の情報 16.その他の情報 引用文献 ・ JIS Z 7253(2012)「GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法-ラベル,作業場 内の表示及び安全データシート(SDS)」 1) 日本無機薬品協会バンドパック部会のスタンダードモデル 2) 日本産業衛生学会雑誌 許容濃度等の勧告(2011) 3) ACGIH-化学物質と物理因子のTLV・化学物質のBEI(2010) 4) Sax’s Dangerous Properties of Industrial Materials. (RICHARD J.LEWIS,SR.) Volume Ⅱ P.132-133(1992 第8版) 5) 中央労働災害防止協会・日本バイオアッセイ研究センター「微生物を用いる変異原性試 験報告書 No.6091 (1999.12.7)」 6) (財)日本食品分析センターの試験報告書 第45071571-1号(1992.7.27) 本安全データシート(SDS)の記載内容は現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりま すが、新しい知見等により改訂されることがありますので、記載のデータや評価に関しては、いかなる 保証をなすものではありません。
また、記載事項は通常の取扱いを対象としたものですので特別な取扱いをする場合には、用途、用法 に適した安全対策を実施の上、お取扱い願います。












