
【村上英记】オフィス敬语の正しい使い方1.doc
48页オフィス敬語の正しい使い方著者:村上 英記更新中ぼかし クッション 第1回 「わかりました」は、わかっていない人? 1第2回「結構」は、もう結構? 3第3回「いたしましたか?」を使う人はいたらない人! 5第4回「すみません」で済ませるなんて・・・ﻩ7第5回「やる」気に水を差すようですが・・・ﻩ8第6回「ご苦労さま」で苦労する 10第7回「存じる」をご存じ? 12第8回そんなことで、本当にいいの?ﻩ14第9回「おる」をわかっておる?ﻩ15第10回お嬢さまになるために 17第11回「お~する」と「お~になる」とのあやうい関係 18第12回敬語美人にへんし~ん!ﻩ20第13回やさしい尊敬語の作り方 21第14回「ちょっといま、ホウレンソウいいですか?」ﻩ22第15回上司もまいる、「まいった」表現ﻩ24第16回訪問客へのお約束ﻩ26第17回自己否定しすぎも考えもの 27第18回この誤り、あなたにお分かり? 28第19回「差し上げてください」では失礼ですﻩ30第20回あいさつは、最も大切な敬語 31第21回「させていただく」表現は耳障り 33第22回バーゲンセール表現にご注意を 34第23回電話対応で、イメージアップ! 36第24回ていねいすぎるのも、考えものﻩ38第25回上司と一緒にレッツゴー!ﻩ39第26回別れ上手になろうﻩ40第27回「お名前様」と「お名前」、どちらが丁寧?ﻩ42第28回耳障りな若者言葉ﻩ44第29回ていねいも、ほどほどにﻩ45第30回「敬語のほうは、お上手ですか?」 46第31回あなたの敬語は、役不足? 47第32回上司だって、ほめられたい 48第33回でしゃばりは嫌がられる?ﻩ50第34回これって、失礼じゃないですか。
ﻩ51第35回便りがないのは、よい便り?ﻩ52第1回 「わかりました」は、わかっていない人?上 司 「島田さん、この書類を大至急まとめて、提出するように」あなた 「はい、わかりました」解説上司から仕事を依頼されたとき、皆さんはどのように返事をしていますか?喜んで引き受けるにしろ、しぶしぶながらにしろ、仕事を依頼されて引き受ける表現は、仕事の基本中の基本ですので、いくつかのフレーズを覚えておきましょうよく「はい、わかりました」と言う人がいます「わかりました」は対等な関係のときに使う表現で、相手を敬っている表現ではありませんので気をつけましょうなかには「わかりました」という表現を嫌う上司もいます「単に理解しただけで、引き受けるかどうかは別問題」という意味にも受け取れてしまうので、相手に誤解を与えかねないのですこういうときは、「わかりました」ではなく、「かしこまりました」「承知いたしました」「うけたまわりました」がスラスラ出てきて、はじめてビジネスパーソンとしては一人前です「かしこまる」は「畏まる」と書き、「恐れ慎む」という意味なので、たいへん敬意の高い敬語です「承知する」も敬意の高い表現ですが、男性的な言い回しなので、女性が使うと堅苦しい感じがあります.その場合は、「はい、大至急まとめます」「はい、(お茶を)お持ちします」のように、指示の内容を復唱するとよいでしょう。
答え 「はい、かしこまりました」 「はい、承知いたしました」【具体例】「はい、かしこまりましたすぐにはじめます.」「はい、承知いたしました.本日中に提出します.」 フレーズ例上司から仕事を依頼されたときのフレーズ例をいくつかご紹介します「かしこまりました」たいへん丁寧な受け答えです.「承知いたしました」「かしこまりました」ほどではありませんが、丁寧な表現です日常的に接している上司であれば、「いたしました」を普通の言い方にして、「承知しました」としてもよいでしょう.「はい、コピーします」指示内容を繰り返します上司も「内容をきちんと理解しているな」と確認できます. NGフレーズ例「はい、いいですよ」これは相手が「~していいですか」と許可を求めたことに対する表現で、あなたが上司に許可を与えることになるので、たいへん失礼です「はいはい」 「はいはい」と繰り返す返事は、相手を適当にあしらっている印象を与えます「はい、やります」 「やる」が丁寧な言葉ではないので、不適切「がってん、承知之助!」冗談のわかってくれる上司ならいいのですが・・・はずしてしまったら、目も当てられません もう1歩「かしこまりました」を使ったあとは、「それではすぐ取りかかります」「大至急、手配いたします」のような一言を付け足すと、印象が大きく違ってきます。
「喜んでやります」「まかせてください」「命にかえても」「この身は朽ちるとも」は、言い過ぎです.アピールはほどほどにさらにもう1歩誤解を避けるためにも、大事な指示は復唱して間違いを防ぐようにします「そういたしますと、ご注文は・・・ですね」のように、何を承諾したのか、言葉できちんと確認したほうがよいでしょう.また、同時に細かい指示、わからないことはきちんと確認する必要もあります「会議に必要な資料の作成」を頼まれたとしても、「何部必要か」「いつまでに用意するか」などの確認をしなければなりません作業に取りかかってから、その都度上司に伺いを立てるようでは、スマートな仕事ぶりとは言えません「頼もしい部下」と思われるためには、プラスアルファの表現がポイントですね.第2回「結構」は、もう結構?上司に依頼された資料作成を終えて、その資料を手渡す場面上 司 「どう? できた?」あなた 「はい、これで結構でしょうか?」解説この「結構」という言葉が間違いです使いやすいので、ふだんから多用している人も多いはずただ、ビジネスの場面では、あまり使わないほうが無難です 「結構」を辞書で調べると、実にたくさんの意味があります。
え?こんなに意味があるの?というくらい.実際、皆さんもいろいろな場面で使っていませんか? 「結構なお手前で」「いつも明るくて結構ですな」「このビール、結構いけるね」「いや~、もうお腹が一杯です!本当にもう結構です!」「結構毛だらけ猫はいだらけ おしりの周りは・・・」 たくさんありますねこの「結構」がダメな理由は、その意味がたくさんあるがゆえなのです 例えば、上司から 「君、沖縄が好きだと言っていたねどうかね、沖縄へ転勤する気はないかね」 と聞かれ、あなたが、「結構です」 と答えたとき、上司は「?」と思うのではないでしょうか「Yes」「No」どちらの意味にも受け取れるからです 「結構」は大きく分けると 1.肯定的な「結構」 2.否定的な「結構」 3.思ったよりよいという意味の「なかなか結構」の3通りの意味があります「結構」がビジネスで使えない理由は、1と2のように正反対の意味があり、聞き手がどのようにも取れるからです言い換えれば、聞き手が前後の文脈から意味を判断しなければならない、相手によって判断が分かれかねない言葉なのです「結構ですか?」は、彼(彼女)にとっては、「これでいい?」という、普段使っている言葉を精一杯よそいきにしたつもりかもしれませんが、敬語にはなっていないのです。
ここでは、「よろしいでしょうか」を使いましょう 答え 「はい、これでよろしいでしょうか」【具体例】「ひとつ教えていただきたいのですが、よろしいでしょうか」「ただいまお時間いただいて、よろしいでしょうか.」 フレーズ例●「こちらでよろしゅうございますか」たいへん丁寧な受け答えです若い人が使うと場面によっては、奇妙に聞こえてしまうかもしれませんので、ご注意くださいよほど目上の人の場合につかいます●「これでよろしいですか」少しくだけた表現です親しい上司などに使いましょう NGフレーズ例●「これでよろしかったでしょうか」これは有名な間違い敬語ですいま現在の話なのに過去の話になってしまっていて、時空を超えた4次元の会話をしている気分になります●「資料のほう、こちらでよろしいでしょうか」「ほう」が余計です.●「これでいいっすか?」敬語を使うのが恥ずかしい人がよく照れ隠しでこんな表現をしますが、ビジネスでは敬語を使うのが当たり前なので、覚悟を決めましょうもう1歩「お忙しいところ恐れ入りますが」などの前置きを入れると、表現がやわらぎます.「失礼ですが」「恐縮ですが」「お手数でございますが」など、フレーズの前にクッションとなる言葉をはさむことによって、聴いた感じがやわらかくなります。
このような言葉を、「クッション言葉」と言います. さらにもう1歩「恐れ入りますが、書類ができあがりましたので、ご覧いただきたいのですが」のように、「よろしいでしょうか」を使わないフレーズもあります.上司に見てもらう場合、「見ていただく」ではなく「ご覧いただく」「お目通しいただく」とします 「結構」など日頃使い慣れているのに、敬語表現としては適さない言葉はたくさんあります.「たかが日本語だから大丈夫」ではなく、「こういう表現でいいのかな」と1つ1つの言葉を意識することが大切ですね!第3回「いたしましたか?」を使う人はいたらない人!上司がとても困っている様子どうしたのかあなたが尋ねる場面あなた 「どうかいたしましたか?」解説敬語はとても難しい!という声をよく聞きますその大きな原因の1つは、尊敬語と謙譲語がわかりづらいことでしょう.逆に、この2つがわかれば、敬語の半分以上はわかったも同然です今回はこの2つの区別について、考えてみましょう敬語の最も基本となるのは「尊敬語」と「謙譲語」の区別です. この2つの区別は、簡単に言えば尊敬語謙譲語自分には使えない = 主語が相手▼ ﻫ相手を敬う表現相手には使えない = 主語が自分▼ ﻫ自分を謙遜する表現ということです。
具体的には、「何時頃、お戻りでしょうか?」と聞いたら、これは主語が相手なので、尊敬語を使っています「お名前は存じ上げております」これは、主語は自分ですねだから、これは謙譲語ですこのように主語によって、尊敬語を使うか、謙譲語を使うか違ってくるのですさて、問題の「いたします」の「いたす」は、「する」の謙譲語なので、相手に対して使うことはできません「失礼いたします」「ご協力いたします」のように自分の行為に使う表現なのです.「いたす」には、改まったイメージがあるためか、不用意に使ってしまう人が多いようです「する」の尊敬語は「なさる」なので、こちらを使うようにします尊敬語基本動詞謙譲語なさる← する →いたす「いたす」の語源は「至るようにする」「心を込めてことを行う」ということで、それが目上の相手のために動作をする場面で使われるようになりました相手に「どうかいたしましたか」と尋ねることが不適切なことは、語源からもわかりますよね.下のフレーズで覚えましょう「部長がなさいます」「私がいたします」この「なさる」は、使える範囲がとても広いので、早いうちに身につけておきましょう 答え いかがなさいましたか?【具体例】「お食事の後は、何になさいますか?」「課長はゴルフをなさいますか?」 フレーズ例○「ご注文は、何になさいますか?」○「これからいかがなさいますか?」○「忘れ物を。












